多磨全生園を知る上映会

2024年6月22日(土曜)

 東村山市の青葉町にはハンセン病の療養施設、国立療養所多磨全生園があります。誤った隔離政策は終わりましたが、残念ながらハンセン病に対する差別や偏見はいまだに根強く残っていると言わざるを得ません。
 今回上映する作品は、草津にある国立の重監房資料館が作成した映像作品「学芸員レポート3」の「無らい県運動をたどる―ハンセン病患者強制収容の実態―」です。
「無らい県運動」とは、各地からハンセン病患者を無くすため衛生当局が警察の協力で実施した患者強制収容運動です。いつ、どこから始まった運動なのか確定的なことはわかりませんが、一説には昭和4年に愛知県から始まったと言われています。昭和6年には、それまで資力を持たない人たちを対象にした法律(癩予防に関する件)が、「癩予防法」として、全国民を対象にしたものに変化しました。療養費用も全額公費負担となり、患者の従業が禁止されました。この後、道府県間で「無らい」であることを競わせるようになり、各地で患者強制収容の嵐が吹き荒れていくことになります。
 本作品は、この無らい県運動が各地で盛んになっていた昭和14年に、愛媛県から岡山県の長島愛生園へ強制収容された木村仙太郎さんのことを探った、『仙太郎おじさん!貴方は確かにそこにいた~蘇るハンセン病患者とその家族~』の続編です。引き続き木村仙太郎さんのご遺族である木村真三さんと、重監房資料館の黒尾和久部長が、ベストセラーで映画化もされた小川正子著『小島の春』の描写を参考に、昭和前期の愛媛県南予・高知県西土佐地域に無らい県運動の事績と記憶をたどっていきます。
 当日は重監房資料館の黒尾和久部長にもお越しいただき、作品解説をしていただきます。作品をご覧になって、ぜひ多磨全生園へ、国立ハンセン病資料館へ、重監房資料館へ行ってみてください。

開催日

令和6年6月22日(土曜)

時間

14:00から15:30まで

会場

東村山ふるさと歴史館 視聴覚室

URL https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/tanoshimi/rekishi/furusato/jigyo/taikenjigyo/zensyouen-vtr.html
問合せ

電話 042-396-3800(開館日の9:30から17:00まで)

その他

お申込みは、令和6年6月5日(水曜)午前9時30分より電話か申し込みフォーム(https://logoform.jp/form/CDxU/550609)から、または直接歴史館窓口へ(先着80名)