郷土文化館のテーマ

国立のもつイメージとして、“緑と文化とふれあい(Green-Culture-Community)”をもとにした「文教都市くにたち」が定着しています。
これは、永い歴史を経て現在の国立ができあがる過程で、豊かな自然と景観が残されてきた結果です。こうした貴重な文化を保存し、後世に伝え、さらに発展させるために、くにたち郷土文化館は建設されました。
国立のシンボルであり、生涯学習の場でもある郷土文化館のイメージは、「過去・現在・未来を結び」、「歴史・文化・自然の調和」する場であるとともに、「人ともの、人と人が出会い」、人々が「驚き・不思議・おもしろさ」のなかに引き込まれていくような場としてゆきたいと考えています。
2.基本的な役割
市民が集い、そして市民とともに作り上げる施設です。
(1)郷土の歴史と自然、文化を多くの市民に伝え、次代の人々に継承する博物館の機能。
(2)歴史的な資料、遺物を一方的に展示するだけでなく、来館者が国立市の歴史や風土を感じ、何かに気付き、自分で考え、さらには問題を深めたり、グループづくりをしながら積極的に参加していけるような場。
(3)展示の工夫、さまざまなイベント等を実施し、来館者が未知の物と出会い、驚いたり、不思議に思ったり、面白がったりしながら、過去・現在・未来と出会う場。
(4)展示・発表機能を充実させるためにも市民の協力を得ながら、考古・歴史・民俗・美術・自然などの調査・研究を重視する。また、それらを広く教育普及していく。
(5)これからの生涯学習社会を展望し、市内・市外の教育機関、市民、各種団体との連携、協力を図りながら、文教都市くにたちのシンボルとしての機能を果たす。
常設展示

※展示内容は変更することがあります。
武蔵野庭園・歴史庭園・伝承庭園

各庭園には豊かな自然が残り、晴れた日にはお弁当を広げる人の姿も見られ、来館者の憩いの場となっています。また、年間の様々な行事の会場としても利用され、コンサートや発表会、市内の小学生を対象とした「民具案内」なども行われています。