あきる野市五日市郷土館

1階展示室

五日市地域の里のくらし、川のくらし等の様子を展示しています。また、市内には、古生代から新生代の地層があり、これらから発見された化石も数多く展示しています。特に2,000万年前から1,500万年前に生息していた海獣「パレオパラドキシア」 の上顎骨(レプリカを展示)は、ほぼ完全な形で出土しており、世界的にも貴重なものです。

ほかに、敷地内には市の指定有形文化財(建造物)である旧市倉家住宅もあります。

2階展示室

五日市憲法草案の関係資料である学芸講談会の開催通知や討論の題目を記したノートなどを展示しています。また、黒八丈関係資料や考古資料も展示しています。
所在地 あきる野市五日市920-1
TEL 042-596-4069
ホームページ http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000001285.html
定休日 月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
年末年始(12月27日~1月4日)
開館時間 9:30~16:30
交通アクセス ■JR五日市線 武蔵五日市駅より 檜原街道を歩いて約17分(五日市警察署北側)
■JR五日市線 武蔵五日市駅より バスで養沢・檜原方面行き「五日市高校」下車 徒歩3分
開館年月日 昭和56年11月5日
入館料 無料
地図

館のイチオシ

“世界の奇獣”パレオ・パラドキシア

パレオ・パラドキシア化石(レプリカ)
パレオ・パラドキシア化石(レプリカ)

 館の1階展示室に、不思議なかたちをした骨の化石があります。これは“世界の奇獣”と呼ばれるパレオ・パラドキシアの頭骨の化石です。パレオ・パラドキシアとは、約1500万年前に生息していたカバのような姿をした哺乳動物で、体長は約3mほどあります。この仲間はデスモスチルス類、あるいは束柱(そくちゅう)類と呼ばれ、丸い柱を束ねたような歯をしているのが特徴です。およそ1500万年前に北太平洋の海岸に現われ、短期間のうちに忽然と姿を消してしまったため、進化の道筋や生態などはわかっておらず、謎に満ちた哺乳動物です。「パレオ・パラドキシア」という名前も、「古くて不思議なもの」という意味をもっています。この化石は昭和63年に五日市駅近くの秋川で発見され、五日市郷土館に寄贈されました。展示室ではこのレプリカを公開していますが、円柱形の歯の特徴などをよく観察することができます。パレオ・パラドキシアは全国的にも発見例が少なく、特に頭骨は非常に希少な資料です。


タイトル 刊行年 説明
秋川市史 S58.11.3 旧秋川市域の歴史、自然、生活など。
21.5×15.2×11cm
約2,380頁(3,490g)
9,500円
秋川の自然 S60.10.31 旧秋川市域の地形、地質、動物、植物など。
26.3×18.6×2cm
約230頁(1,000g)
2,500円
秋川市見て歩き(文化財地図) H6.3.31 旧秋川市域の文化財を地図、写真、解説文で紹介。
29.5×16.7×0.2cm(60g)
350円
EXPLORING AKIGAWA CITY(文化財地図英語版) H3.3.31 「秋川市見て歩き」の英語版
29.4×17×0.2cm(60g)
350円
秋川の昔物語 -秋川市ところどころ- H2.12.25 旧秋川市域に伝承される歴史、生活、信仰などにまつわる昔の話。
21×14.9×0.6cm
約75頁(150g)
1,000円
秋川の昔の話 H4.12.25 旧秋川市内の各地域で行った座談会「秋川市の昔を語る会」で収録した、地域のできごと、信仰など。
21.5×15.4×1.9cm
約200頁(490g)
1,500円
秋川ふるさとの道 -秋川市ガイドブック- H6.3.31 旧秋川市域の文化財などを33の散歩コースで紹介。
25.7×18.2×1cm
約115頁(420g)
1,000円
写真集 秋川の百年 S63.11.1 旧秋川市域の自然、交通、住居、服装などの明治以降の写真を収録。
30.3×21.6×2.3cm
約200頁(1,505g)
3,800円
大悲願寺日記(上) H5.9.15 大悲願寺26世及び27世住職により天明5年から文化14年の33か年に渡って書きつがれた、寺の行事、末寺、檀家との関係などにかかわる日記。(寛政12年までを収録)
21×14.9×1.4cm
約265頁(386g)
1,000円
大悲願寺日記(下) H6.10.31 大悲願寺26世及び27世住職により天明5年から文化14年の33か年に渡って書きつがれた、寺の行事、末寺、檀家との関係などにかかわる日記。(寛政13年から文化14年までを収録)
21×14.9×1.6cm
約270頁(398g)
1,000円
化石は語る 五日市むかしむかし(改訂版) H22.5.31 五日市地域で産出される様々な化石や、地形、地質、自然環境の特質など。
20.9×14.7×0.4cm
約75頁(115g)
350円
水べの生き物 H2.3.31 旧五日市町の秋川を中心とする水辺に生きる虫、魚、両生類、貝などを紹介した自然観察ハンドブック。
18.2×12.7×0.4cm
約65頁(85g)
500円
鳥はともだち H3.3.31 旧五日市町で見られる鳥類と、観察のしかた、探鳥コースなどを収録した自然観察ハンドブック。
18.2×12.8×0.4cm
約65頁(88g)
500円
草木となかよく H4.3.31 旧五日市町の身近な植物、野山の植物、観察コースなどを収録した自然観察ハンドブック。
18.2×12.8×0.4cm
約65頁(185g)
500円
森田家文書目録 S59.3.31 市内五日市の旧家森田家に伝えられてきた、江戸中期から明治を中心とする古文書の目録。江戸期の五日市市と伊奈市の市場出入など、市関係資料を含む。
25.7×18×0.4cm
約75頁(182g)
500円
萩原家文書目録 S60.1.15 市内五日市の旧家萩原家に伝えられてきた、江戸後期から明治を中心とする古文書の目録。組合村関係資料を多く含む。
25.7×18×0.4cm
約60頁(152g)
500円
天野家文書目録 S60.1.15 市内小和田の旧家天野家に伝えられてきた、江戸前期から明治の古文書の目録。江戸前期の年貢文書を多数含む。
25.6×18×0.4cm
約55頁(128g)
500円
石川家文書目録 S63.11.30 市内伊奈の旧家石川家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書の目録。文書は都指定有形文化財に指定されている。
25.6×18.1×1cm
約180頁(373g)
500円
栗原家文書目録 H1.9.1 市内乙津の旧家栗原家に伝えられてきた、江戸中期から明治を中心とする古文書の目録。軍道紙製造の状況のわかる税関係資料を含む。
25.6×18.2×0.4cm
約70頁(152g)
500円
高尾・河野・田中・黒山家文書目録 H2.12.28 市内高尾の旧家高尾家、伊奈の旧家河野家、養沢の旧家田中家、戸倉の旧家黒山家に伝えられてきた古文書の目録。
25.6×18×0.6cm
約85頁(210g)
500円
上田家文書目録 H3.11.30 市内戸倉の旧家上田家に伝えられてきた、江戸中期から明治を中心とする古文書の目録。江戸期の戸倉村の様子を知ることのできる希少な資料を含む。
25.6×18.1×1cm
約185頁(378g)
500円
網代家文書目録 H4.11.30 市内網代の旧家網代家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書の目録。貢租関係資料は量質ともに充実し、租税の変遷を辿ることができる。
25.6×18.1×0.4cm
約75頁(172g)
500円
上代継村名主(近藤新次家) 文書二 S51.3.30 市内上代継の旧家近藤家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書のうち、鮎関係文書、高場関係文書を収録。
25.6×18.1×0.4cm
約50頁(120g)
500円
上代継村名主(近藤新次家) 文書三 S51.11.1 市内上代継の旧家近藤家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書のうち、鮎関係文書、高場関係文書及び近藤家文書目録を収録。
25.7×18.5×0.6cm
約80頁(200g)
500円
丸山雄重家目録 S55.1.25 市内雨間の旧家丸山家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書の目録。八王子千人同心関係文書を含む。
25.6×18.2×0.2cm
約15頁(80g)
300円
中村貞治家文書目録 S55.2.25 市内雨間の旧家中村家に伝えられてきた、江戸中期から明治を中心とする古文書の目録。八王子千人同心関係文書を含む。
25×17.5×0.3cm
約35頁(110g)
500円
中村中家文書目録 S55.3.25 市内油平の旧家中村家に伝えられてきた、江戸初期から明治を中心とする古文書の目録。八王子千人同心関係資料を含む。文書は都指定有形文化財に指定されている。
25×17.5×0.4cm
約50頁(110g)
500円
御進発御供中諸事筆記(中) S55.3.25 市内雨間の旧家丸山家に伝えられてきた、千人同心による第二次長州征伐行軍の日記。
21×14.7×1cm
約225頁(233g)
1,200円
御進発御供中諸事筆記(下) S55.7.31 市内雨間の旧家丸山家に伝えられてきた、千人同心による第二次長州征伐行軍の日記。
20.9×14.7×1cm
約200頁(262g)
1,200円
秋川市史研究 第一号 S52.7.31 「二宮歌舞伎について」、「秋川市のクリ栽培についての研究―西秋留地区を例としてー」、「秋川自然園のホタルの繁殖について」を収録。
25.7×18.2×0.3cm
約60頁(146g)
500円
秋川市史研究 第三号 H55.7.15 「秋川市産地衣蘚苔類写生帖」を収録。
25.6×18.2×0.5cm
約65頁(180g)
800円
前田耕地 Ⅲ S57.5.16 住宅整備に伴う前田耕地遺跡の発掘調査報告書。縄文時代草創期、中期、弥生時代後期の資料などを収録。
本編30.3×21.5×3cm
別図30.3×21.5×3.3cm
約365頁(3,222g)
6,000円
石神遺跡 S62.3.30 市道建設に伴う石神遺跡の発掘調査報告書。古代の資料などを収録。
25.7×18.2×0.4cm
約35頁(154g)
800円
水草木遺跡 H5.3.25 都市計画道路建設に伴う水草木遺跡の発掘調査報告書。縄文時代、古墳時代の資料を収録。
25.7×18.2×1cm
約100頁(405g)
1,000円
JAPAN CAVING S63.3.25 『東京都五日市町洞窟特集号』。「五日市周辺の地質概要」など、洞窟関係の論考を収録。
24×18.2×0.5cm
約80頁(225g)
1,000円
大福家文書目録 H9.2.14 市内伊奈の旧家大福家に伝えられてきた、江戸前期から明治を中心とする古文書の目録。石工関係文書を含む。
25.6×18.1×0.5cm
約75頁(175g)
500円
儀三郎日記(二) -明治の元締1- H13.12.24 市内戸倉の林業家黒山儀三郎が幕末から明治にかけて50年間に渡って書き綴った日記。明治2年から11年までを収録。
21×15×2.1cm
約390頁(552g)
1,000円
儀三郎日記(三) -明治の元締2- H15.3.24 市内戸倉の林業家黒山儀三郎が幕末から明治にかけて50年間に渡って書き綴った日記。明治12年から21年までを収録。
21×15×2.1cm
約385頁(520g)
1,000円
儀三郎日記(四) -明治の元締3- H15.10.1 市内戸倉の林業家黒山儀三郎が幕末から明治にかけて50年間に渡って書き綴った日記。当時の農業、林業、材木取引(筏商い)や、村落生活の実態が詳細に記録されている。明治22年から31年までを収録。
21×15×2.3cm
約415頁(577g)
1,000円
儀三郎日記(五) -明治の元締4- H16.10.1 市内戸倉の林業家黒山儀三郎が幕末から明治にかけて50年間に渡って書き綴った日記。当時の農業、林業、材木取引(筏商い)や、村落生活の実態が詳細に記録されている。明治32年から41年までを収録。
21×15×2.3cm
約420頁(584g)
1,000円
旧市倉家住宅移築復原工事報告書 H12.12.26 市指定有形文化財「旧市倉家住宅」の移築復原工事報告書。
29.7×21×1.6cm
約140頁(890g)
1,000円
あきる野市文化財マップ
H28.12.28 市内の文化財を地図、写真、解説文で紹介。
29.7×14×0.2cm(51g)
200円
村明細帳-江戸時代の寄場村「五日市」と周辺の村々-
H22.3.31 市域の村々に残されてきた「村明細帳」をまとめたもの。
25.7×18.2×2.3cm
約413項(950g)
700円
あきる野の須恵器 二宮・小宮地域の古代 H23.12.28 市内の二宮神社境内と小宮神社周辺から出土した、7世紀から8世紀前半の湖西窯産が主体を占める須恵器を再整理してまとめた報告書。
29.7×21.0×1.0cm
約93項(560g)
670円
五日市物語 ふるさとのあれこれ H24.6 五日市地区の昔話や言い伝えなどを広報紙で広く募集し、まとめたもの。
21.0×14.8×0.8cm
約139項(200g)
450円
ナイチンゲール記章に輝く郷土の人 萩原タケ H25.11.15 五日市に生まれ、大正9年に第1回フローレンス・ナイチンゲール記章に輝いた萩原タケの一生。
18.1×12.9×0.7cm
約100頁(150g)
600円
「五日市憲法草案の碑」建碑誌 H26.8.20 五日市憲法草案誕生の歴史的背景、起草者千葉卓三郎の人物、学芸講談会の構成、活動など。
21.5×15.3×1cm
約100頁(240g)
900円

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