江戸東京たてもの園

たてもの園について

江戸東京たてもの園は、1993年(平成5年)3月28日に開園した野外博物館です。
都立小金井公園の中に位置し、敷地面積は約7ヘクタール、園内には江戸時代から昭和初期までの、27棟の復元建造物が建ち並んでいます。当園では、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指しています。

ビジターセンター

歴史的建造物「旧光華殿」を改修したビジターセンターは、江戸東京たてもの園の正面出入口です。
ビジターセンターの中には、導入展示、図書コーナー、ミュージアムショップ等があり、無料でご利用いただくことができます。

センターゾーン

江戸東京たてもの園の出入口になる「ビジターセンター(旧光華殿)」や旧武蔵野郷土館資料の展示室があるほか、「高橋是清邸」などの歴史を伝える建物が復元・展示されています。

■高橋是清邸(たかはしこれきよてい)
明治から昭和のはじめにかけて日本の政治を担った高橋是清の住まいの主屋部分です。
総栂普請(そうつがぶしん)で、洋間の床は寄木張りになっています。2階は是清の書斎や寝室として使われ、 1936年(昭和11)の2・26事件の現場になりました。
[港区赤坂七丁目/1902年(明治35)]

■高橋是清邸庭園
港区赤坂にあった高橋是清邸庭園の一部を復元しています。組井筒を水源にした流れと、 雪見型灯籠などを含む景観を再現しています。是清は芝生で日光浴や庭の散歩を好んだといわれています。
所在地 小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
TEL 042-388-3300
FAX 042-388-1711
ホームページ http://www.tatemonoen.jp/
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)、
年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間 《4月~9月》9:30~17:30(入園は17:00まで)
《10月~3月》9:30~16:30(入園は16:00まで)
交通アクセス ■JR中央線「武蔵小金井」駅北口 バス乗場2・3番から 西武バスに乗り「小金井公園西口」下車 徒歩5分
■JR中央線「武蔵小金井」駅北口 バス乗場4番から 関東バス 三鷹駅行に乗り「江戸東京たてもの園前」下車 徒歩3分
■JR中央線「東小金井」駅より CoCoバス(小金井市コミュニティバス)に乗車し「たてもの園入口」下車 徒歩10分
■西武新宿線「花小金井」駅から小金井街道に出て「南花小金井」バス停より 西武バス 武蔵小金井駅行に乗り「小金井公園西口」下車 徒歩5分
駐車場 ※小金井公園内の有料駐車場をご利用下さい。
開館年月日 平成5年3月28日
入園料 一般:400円
65歳以上の方:200円
大学生(専修・各種含む):320円
高校生・中学生(都外):200円
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童:無料
※その他、団体割引等あり
地図

館のイチオシ

新規復元建造物「デ・ラランデ邸」


この住宅は、元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43)ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築されました。その後、何回か所有者が変わりましたが、1956年(昭和31)から、三島海雲氏がこの住宅に住んでいました。1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていました。

建物内部では、邸内及びテラスにて喫茶やお食事をお楽しみいただけます。


新規復元建造物公開!「大和屋本店(乾物屋)」

大和屋本店(乾物屋)外観
大和屋本店(乾物屋)外観
店先のタバコ屋の造作
さまざま乾物が並ぶ店先

大和屋本店は、港区白金台の通称目黒通り沿いにあった木造3階建ての商店である。3階の軒下は何本もの腕木が壁に取り付き出桁と呼ばれる長い横材を支える出桁造りという形式をもつ一方、間口に対して背が非常に高く、2階の バルコニーや3階窓下に銅板を用いるなど、看板建築の特徴を備えたユニークな建物である。建物は創建当初の1928年( 昭和3)に復元している。  大和屋本店は創建当初から乾物類の販売を手がけ、海産物の仕入れが困難になった昭和10年代後半以降はお茶と海苔などを販売していた。復元にあたり 店舗部分は鰹節や昆布、豆、スルメ、海苔、鶏卵などを販売する戦前の乾物屋の様子を再現している。大和屋本店では煙草も販売しており、店舗前面に煙草屋の造作が取り付けられていた。今回取り付けられている煙草屋の造作は昭和20年代のものである。


新規復元建造物公開!「万徳旅館」

万徳旅館 外観
万徳旅館 外観

万徳旅館は、青梅市西分町の青梅街道の南側にあった旅館である。建てられたのは、江戸時代末期から明治時代初期と推定される。構造は、木造二階建て、屋根の形は切妻、屋根材は、当初は杉皮葺き、一部とち葺きであるが、今回の復元では、杉皮の上に波形鉄板を葺いている。 万徳旅館は、明治中期頃に2階部分を増築し、客室を増やしている。もとの敷地では、建物の奥に土蔵が付属していた。また、1940年(昭和15)ごろ、青梅街道の拡張工事にともない南に2間ほどの曳き家を行ったという。 万徳旅館は、内部の造作や、建具まわりに大きな改装が少なく、古い状態のままで平成5年頃まで営業を続けていた。建物は、創建当初に近い姿に、室内は旅館として営業していた1950年(昭和25)ごろのようすを復元している。今なお江戸時代の旅籠の面影をとどめ ている貴重な旅館である。


タイトル 刊行年 説明
江戸東京たてもの園 解説本-収蔵建造物のくらしと建築
平成15年 復元建造物の歴史・地理・建築の解説をしたもの
・販売単価:300円
・大きさ:A4版
・頁数:65頁
江戸東京たてもの園ガイドブック
平成21年10月30日 児童・生徒向けの復元建造物の解説書
・販売単価:200円
・大きさ:A5版
・頁数:50頁
前川國男邸復元工事報告書
平成11年3月31日 ・販売単価:2,050円
・大きさ:A4版
・頁数:104頁
小出邸移築工事報告書
平成11年3月31日 ・販売単価:2,050円
・大きさ:A4版
・頁数:151頁
綱島家移築工事報告書
平成13年3月31日 販売単価:1,500円
大きさ:A4版
頁数:86頁
川野商店移築工事報告書
平成12年3月31日 ・販売単価:1,800円
・大きさ:A4版
・頁数:104頁
宇和島藩伊達家-収蔵建造物「伊達家の門」の背景
平成13年3月20日 ・販売単価:700円
・大きさ:A4版
・頁数:62頁
武蔵野文学散歩展-都市のとなりのユートピア
平成16年9月13日 ・販売単価:1,200円
・大きさ:A4版
・頁数:102頁

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