羽村市郷土博物館

羽村市郷土博物館は、昭和60年(1985)4月に開館し、市民の文化的想像を育む「学び」の場として活動してきました。
羽村市の自然・風土・歴史・文化に関して、資料の収集、保存、調査研究を行い、その成果を、展示や学習会、資料集の刊行等、各種事業を通じて公開しています。

常設展示 メインテーマ 「多摩川とともに」

先人たちは多摩川が形成した河岸段丘上にくらし、武蔵野台地を切り拓いて今日の羽村を築いてきました。その歴史は、多摩川と切り離して考えることはできません。そこで展示全体を貫く基本テーマを「多摩川とともに」としました。

屋外展示

■旧下田家住宅(国指定重要有形民俗文化財)
この住宅は、羽村市羽西1丁目13番地3号にあった下田季吉氏の家を譲り受け、昭和57年(1982)3月に現在の郷土博物館の敷地に移築復原しました。

記録によって、弘化4年(1847)に建設されたことが明らかになりました。

入母屋づくりの茅葺(かやぶき)民家で、この地方の一般農家の姿をよく示しています。建築後、四ツ間として改造し使用していましたが、移築にあたり当初の広間型に復原しました。

旧来の生活様式をよく守り、建物の改造も少ないことから、この民家で使用されていた生活用具と建物の1210点が「羽村の民家(旧下田家)とその生活用具」として国の指定を受けました。
所在地 羽村市羽741
TEL 042-558-2561
FAX 042-558-9956
ホームページ http://www.city.hamura.tokyo.jp/0000005474.html
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日と重なった日は開館)、
年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間 午前9時~午後5時

※屋外展示
午前9時~午後4時
交通アクセス ・電車+徒歩
 JR青梅線 羽村駅 下車 西口より 徒歩約20分

・電車+バス
 JR青梅線 羽村駅 東口より 羽村市コミュニティバスはむらんのバス停「羽村駅東口」にて羽村西コースに乗車約10分、「郷土博物館」で下車

<車でのご来館の場合>
奥多摩街道から羽村大橋を渡り、信号手前を右折800メートル突き当たり
駐車場 18台 (普通車17台・障害者用1台)
※大型バスは乗り入れ不可
開館年月日 昭和60年4月6日
入館料 無料
地図

館のイチオシ

江戸時代の玉川上水の水門を、実物大に再現!

江戸時代の玉川上水の水門
江戸時代の玉川上水の水門

羽村堰にあった江戸時代の玉川上水の水門を、実物大に再現しています。
ここから取り入れた水が、世界有数の大都市、江戸の生活を支えました。
その大きさから、当時の技術力や江戸の町の規模を体感していただけます。
羽村市郷土博物館には、このほかにも玉川上水に関する資料を展示しています。
小学生の学習や玉川上水散策の参考にぜひご来館ください。


タイトル 刊行年 説明
購入方法等の詳細は羽村市郷土博物館のウェブサイトでご確認ください。
●【一般向け書籍・ガイドブックなど】
玉川上水 その歴史と役割
2011年 玉川上水のしくみ、水番人の仕事などについて、小学生向けに分かりやすく解説しています。
販売単価 800円
大きさ 21センチメートル(A5判)
頁数 107ページ
お伊勢・金毘羅道中記-明治8年 羽村びとの旅-
2009年 明治8年1月、羽村の16人の若者が伊勢神宮、金比羅宮参詣の旅へと出発しました。
54日間に及ぶ旅の中で、彼らは何を見て、何を学んだのか。
当時の記録として残された1冊の会計簿から、はむら民俗の会会員が7年の歳月をかけ若者たちが歩いた道をたどり、道中記としてまとめあげた1冊です。
本文は図版やイラストをふんだんに用いて、「絵や図で見る旅」として仕上げています。
調査・研究・企画 はむら民俗の会
販売単価 800円
大きさ 29.7センチメートル(A4判)
頁数 60ページ
新版 はむらの植物ガイド
2008年 市内で確認した植物853種のうち、244種の写真と解説を掲載しています。
販売単価 700円
大きさ 18センチメートル(B6判変形)
頁数 88ページ
新版 はむらの野鳥ガイド
2008年 市内で確認した野鳥108種すべての写真と解説を掲載しています。

販売単価 700円
大きさ 18センチメートル(B6判変形)
頁数 87ページ
はむらの昆虫ガイド
2008年 昆虫に関する初めてのガイドブックです。市内で確認した昆虫488種のうち、311種の写真と解説を掲載しています。

販売単価 700円
大きさ 18センチメートル(B6判変形)
頁数 80ページ
はむら文化財みて歩き
2002年 羽村市内の文化財の地図が発売となりました。解説も写真付きでわかりやすく掲載しています。折りたたんで持ち運べるサイズも散策するのに大変便利です。このマップを見て、歩きながら羽村の魅力を再確認してはいかがでしょうか。
販売単価 100円
はむらの植物ガイド 1985年
はむら水の生きものガイド 1993年
はむらの歴史 1990年
精進バケ遺跡と縄文時代 1992年
黙柳 佐々蔚 1976年
続はむらむかし 1993年
語りつぐ戦争体験 1995年
伸びゆく村(復刻) 1988年
西多摩村全図(復刻・昭和3年7月調査)
●【史料集・文化財調査報告】
羽村町史史料集 第2集 玉川上水史料 1984年 玉川上水関連
羽村町史史料集 第4集 羽村町の民具 1984年
羽村町史史料集 第5集 天明一揆史料 1984年
羽村町史史料集 第9集 はむら民俗誌 1982年
羽村町史史料集 第10集 旧下田家住宅調査報告書 1983年
羽村町史史料集 第11集 羽村の民家とその生活用具 1984年
羽村町史史料集 第12集 指田家日記 1984年 玉川上水関連
羽村町史史料集 第13集 旧下陣屋門調査報告書 1989年 玉川上水関連
羽村町史史料集 第14集 宗禅寺薬師堂調査報告書 1991年
羽村町史史料集 第15集 羽村の祭りばやし調査報告書 1992年
羽村町史史料集 第16集 稲荷神社本殿調査報告書 1992年
羽村町史史料集 第17集 五ノ神社本殿調査報告書 1992年
羽村町史史料集 第18集 八雲神社山車調査報告書 1992年
羽村市文化財調査報告 1 阿蘇神社神輿調査報告書 1992年
羽村市文化財調査報告 2 松本神社本殿調査報告書 1992年
羽村市文化財調査報告 3 玉川水神社本殿調査報 1993年 玉川上水関連
羽村市文化財調査報告 4 神明神社本殿調査報告書 1994年
羽村市文化財調査報告 5 産土神社本殿調査報告書 1994年
羽村市文化財調査報告 6 玉川神社本殿調査報告書 1995年
羽村市文化財調査報告 7 禅林寺山門調査報告書 1995年
羽村市文化財調査報告 9 羽村市内遺跡発掘報告書 平成6 1996年
羽村市文化財調査報告 10 下田家土蔵調査報告書 1996年
羽村市文化財調査報告 11 一峰院鐘楼門調査報告書 1996年
羽村市文化財調査報告 12 羽村市内遺跡発掘報告書 平成7 1996年
羽村市文化財調査報告 13 宮本家不動堂調査報告書 1998年
羽村市文化財調査報告 14 羽村市内遺跡発掘報告書 平成8 1997年
羽村市文化財調査報告 15 一峰院本堂調査報告書 1999年
羽村市史料集 1 自筆影印うき草の花 1993年
羽村市史料集 2 青梅鉄道関係史料 1995年
羽村市史料集 3 羽邑臨視日記 1997年
羽村市史料集 4 成進社関係史料(一) 1997年
羽村市史料集 5 成進社関係史料(二) 1998年
羽村市史料集 6 成進社関係史料(三) 1999年
羽村市史料集 8 玉川上水論集2 2003年 玉川上水関連
羽村市史料集 9 中根家文書目録 2006年 中根家文書は、羽村市川崎地区の名主家の日常の職務や生活に応じて記された資料群で、平成16年11月に羽村市指定有形文化財に指定されています。
●【紀要】
郷土博物館紀要 創刊号 1986年
郷土博物館紀要 第2号 1987年
郷土博物館紀要 第3号 1988年
郷土博物館紀要 第4号 1989年
郷土博物館紀要 第5号 1990年
郷土博物館紀要 第6号 1991年
郷土博物館紀要 第8号 特集:中里介山 1993年
郷土博物館紀要 第9号 特集:羽村の職人とその道具 1994年
郷土博物館紀要 第10号 特集:羽村の職人 その道具と技術 1995年
郷土博物館紀要 第11号 1996年
郷土博物館紀要 第12号 1997年
郷土博物館紀要 第13号 1998年
郷土博物館紀要 第14号 1999年
郷土博物館紀要 第15号 2000年
郷土博物館紀要 第16号 2001年
郷土博物館紀要 第17号 2002年
郷土博物館紀要 第18号 2003年
郷土博物館紀要 第19号 2004年
郷土博物館紀要 第20号 2005年
郷土博物館紀要 第21号 2006年
郷土博物館紀要 第22号 2007年
郷土博物館紀要 第23号 2008年
郷土博物館紀要 第24号 2009年 羽村の郷土を語るうえで欠かせない、玉川上水・中里介山に関する論考をはじめ、中世杣保(そまのほ)と呼ばれる地一帯を治めた三田氏に関する新たな視点からの考察や、羽村の養豚についての論考を掲載しています。
特に、羽村の養豚に関しての論考は「養蚕の村・羽村」から「工業都市・羽村」へと移行する過程の中で抜け落ちていた「養豚の町・羽村」を羽村の歴史の中に再登場させ、位置づけたものです。
郷土羽村についてより広く、より深く知るための1冊となっています。
郷土博物館紀要 第25号 2011年 中里介山に関する論考をはじめ、明治・大正の農業日誌に関する論考を掲載しています。
価格:400円
郷土博物館紀要 第26号
郷土博物館紀要 第27号
郷土博物館紀要 第28号
郷土博物館紀要 第29号

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