東村山ふるさと歴史館

東村山ふるさと歴史館は、「みち」をテーマにした常設展示室や、視聴覚室・研修室がある博物館施設です。年4回程度の企画・特別展も開催します。

館内案内図


施設内容

■常設展示室

館の基本テーマを「みち」と位置付け、正面入口には東村山を中心とした関東地方をかたどった大きな「ヒストリーマップ」(広域地図模型)があります。古代の東山道、中世の鎌倉街道などを電飾で表示し、合わせて原始から現代までのビデオが流れます。

入口左側の壁面から東村山の歴史を原始・古代・中世・近世・近代・現代と時代に沿って、当市で発掘された土器・石器、歴史を語る板碑や古文書とともに展示しています。

展示室中央には、東村山の歴史を象徴する多摩湖町で出土した「瓦塔」と重要文化財「元弘の板碑」のレプリカ、国宝「正福寺地蔵堂」の模型などが展示されています。

歴史館では、館から外に出て市内の史跡・文化財を実際に歩いてもらうために「歴史のさんぽみち」として5コースを設定してあります。このコースを電飾とビデオで紹介するフィールドマップ(東村山市の地形模型)が同じ中央にあります。

右奥には、民俗展示コーナーがあり、「雑木林とくらし」の展示をしています。

最近は、落葉公害といわれるようになりましたが、落葉はサツマ床などさまざまに利用されてきたのです。サツマ床がどんなものか模型でみることができます。

このコーナーの両側に2台のビデオを設置し、館内展示をより詳しく映像で紹介しています。


■図書・AVコーナー

館の基本テーマを「みち」と位置付け、正面入口には東村山を中心とした歴史館の入口に入って右側に図書・AVコーナーがあります。ここには、閲覧 用の図書と雑誌、館所蔵の資料や市内の史跡・文化財を調べるための簡単な操作の コンピュータの端末2台、「ひがしむらやまの縄文時代」など館で作成した映像資料をみるためのビデオ1台があります。

このコーナーは、市民の皆さんがくつろいで、本や雑誌をみたり、歴史を学んだり できるスペースとなっています。
所在地 東村山市諏訪町1-6-3
TEL 042-396-3800
FAX 042-396-7600
ホームページ http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/tanoshimi/rekishi/furusato/index.html
定休日 毎週月曜日・火曜日(祝祭日の場合は翌日の平日)、
年末年始(12月27日~1月5日)
※館内整理のため臨時休館する場合あり
開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
交通アクセス ■西武鉄道 新宿線・国分寺線・西武園線「東村山駅」西口下車 徒歩8分
■東村山駅西口よりグリーンバス諏訪町循環に乗り、「ふるさと歴史館」下車
駐車場 3台 (歴史館裏手)
※イベント・講座開催日の車でのご来館はご遠慮下さい。
※身障者用駐車場は別にありますのでカウンターまでお申し出下さい。
開館年月日 昭和40年4月1日
入館料 無料
地図

トピックス

ロビーミニ展示「東村山と戦争」


「みち」をテーマにした常設展示室


館の基本テーマを「みち」と位置付け、正面入口には東村山を中心とした関東地方をかたどった大きな「ヒストリーマップ」(広域地図模型)があります。古代の東山道、中世の鎌倉街道などを電飾で表示し、合わせて原始から現代までのビデオが流れます。

入口左側の壁面から東村山の歴史を原始・古代・中世・近世・近代・現代と時代に沿って、当市で発掘された土器・石器、歴史を語る板碑や古文書とともに展示しています。

展示室中央には、東村山の歴史を象徴する多摩湖町で出土した「瓦塔」と重要文化財「元弘の板碑」のレプリカ、国宝「正福寺地蔵堂」の模型などが展示されています。

歴史館では、館から外に出て市内の史跡・文化財を実際に歩いてもらうために「歴史のさんぽみち」として5コースを設定してあります。このコースを電飾とビデオで紹介するフィールドマップ(東村山市の地形模型)が同じ中央にあります。

右奥には、民俗展示コーナーがあり、「雑木林とくらし」の展示をしています。

最近は、落葉公害といわれるようになりましたが、落葉はサツマ床などさまざまに利用されてきたのです。サツマ床がどんなものか模型でみることができます。

このコーナーの両側に2台のビデオを設置し、館内展示をより詳しく映像で紹介しています。


館のイチオシ

東京都有形文化財「下宅部(しもやけべ)遺跡漆工関連出土品」

18号弓
18号弓
18号弓
拡大
拡大

東村山ふるさと歴史館の一押し資料は、東京都有形文化財に指定されている、「下宅部(しもやけべ)遺跡漆工関連出土品」です。
なんと今から約4000年前の縄文時代の漆工に関係する遺物が、市内の下宅部遺跡から出土しました。
この遺跡は湧き水によって守られていたため、通常の遺跡では残りづらい有機質の遺物が多数出土しました。中でも色鮮やかな漆塗りの弓やかんざし、杓子といった貴重な縄文時代の漆製品は縄文人の技術の高さがうかがえる逸品。
さらにた縄文人が漆液を採取した「漆掻き傷」の残る木杭をはじめ、漆液を貯蔵した土器や、赤色顔料をすり潰す石器、貝殻を利用したパレットといった漆工に関わるさまざまな道具が出土しました。
こうした発見から縄文人がウルシ林を管理し、漆液を塗料や接着剤として利用していたことがわかりました。
これらの品々は、現在はふるさと歴史館の分館で、下宅部遺跡現地より徒歩5分に位置する「八国山たいけんの里」に展示されています。


タイトル 刊行年 説明
下宅部遺跡展 縄文人の技 2020年 「東京都下宅部遺跡出土品」が重要文化財に指定されたことを記念した、特別展の図録です。
東村山市史研究 第30号 2021年 論文「東村山地域の茶業の歩み」等を掲載した市史研究の30号です。
東村山の東京125年
2018年 東村山が東京府になってからの出来事や地域発展の礎となった交通や産業について写真と資料をまじえて紹介しています。
販売単価:150円
大きさ:A4版
頁数:24頁
東村山の神社
2017年 東村山市内各地の神社の歴史や文化財について、新たにわかったことを含め神社ごとに紹介しています。
販売単価:300円
大きさ:A4版
頁数:40頁
東村山駅西口のあゆみと北西部
2004年 平成16年は、市制施行40周年とともに、西武鉄道の前身である川越鉄道敷設110周年を記念して実施した特別展示の図録。市内最古の東村山駅西口の歴史と文化財が豊富な市北西部地区を紹介しています。
販売単価:400円
大きさ:A4版
頁数:32頁
あの日々の記憶-東村山の空襲と学童疎開-
2007年 東村山周辺に軍の施設や軍需工場があったため空襲を受けた東村山の戦争中や、東村山に疎開していた2つの学校での日常を絵日記などから再現した企画展の図録。
販売単価:200円
大きさ:A5版
頁数:50頁
正福寺展-国宝・地蔵堂建立600周年記念- 改定版
2007年 国宝正福寺地蔵堂建立600周年を記念して実施した特別展の図録の最新改訂版。正福寺の歴史や地蔵堂などの建物や千体小地蔵尊像をはじめとする仏像などを紹介。
販売単価:400円
大きさ:A4版
頁数:40頁
東村山の祭ばやし
2009年 東村山に伝承されている6つの祭ばやしを紹介するとともに、囃子の起源や内容を紹介した企画展の図録。
販売単価:300円
大きさ:A4版
頁数:27頁
全生園の100年と東村山
2009年 多磨全生園が東村山の地に開園して100年を記念して、全生園と東村山市の100年の交流を通して、いのちの大切さを学ぶ機会として実施した特別展の図録。
販売単価:400円
大きさ:A4版
頁数:43頁
繭と糸 ~養蚕と機織の道具と信仰~
2002年 収蔵資料の中から、養蚕と機織に関する資料を紹介しています。現在当館で実施している機織講座「村山絣を復元しよう」の元となった展示会です。
販売単価:400円
大きさ:A4版
頁数:23頁
多磨全生園と学校―ハンセン病と子どもたち―
2022年  国立療養所多磨全生園(たまぜんしょうえん)と地元東村山とのかかわりについて、教育をテーマに展示します。全生学園(ぜんせいがくえん)等、園内の教育施設及び、入所者の方と市内各学校とのかかわり(人権教育等)の双方を紹介いたします。
 教育という誰しも受けてきたものをテーマとすることで、ご自身の学生時代と対比してみる等、身近なところでハンセン病について、全生園について、感じてもらえるのではないかと思っています。
 また、「いのちとこころの人権の森宣言」と、「人権の森構想」についても紹介いたします。

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