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北條民雄生誕100年絵本「すみれ」刊行記念原画展


開催日2015年7月17日(金)~2015年7月31日(金)
時間9:30~16:30

会期中の休暇日:2015年7月21日(火)、7月27日(月)
会場国立ハンセン病資料館 詳しく
主催国立ハンセン病資料館 詳しく
問い合わせ先

国立ハンセン病資料館
042-396-2909
 国立ハンセン病資料館は、北條民雄の童話『すみれ』を原作として、今年3月に絵本『すみれ』を刊行しました。そしてこの度、関係各位のご協力を賜り、絵本『すみれ』の原画展を開催する運びとなりました。

 北條民雄の名を不朽のものにしたのは、全生病院(ぜんせいびょういん)(現在の多磨全生園(たまぜんしょうえん))に入院した翌々年(1936年)に発表した、小説『いのちの初夜』です。この小説の主人公・尾田は、全生病院への入院当夜、病床に横たわる患者の無残な姿を見て、自殺しなかったことを後悔します。そんな尾田に、病棟付添いの佐柄木(軽症な患者)が話しかけてきます。「誰でも癩になつた刹那に、その人の人間は亡びるのです。死ぬのです。(中略)けれど、尾田さん、僕等は不死鳥です。新しい思想、新しい眼を持つ時、全然癩者の生活を獲得する時、再び人間として生き復(かえ)るのです」と。執筆時から30、40年先の医療で取り入れられることになる「障碍の受容」について、北條はその核心を突いていたことになります。

 こうしたメッセージを、童話『すみれ』からも読み取ることができます。「誰も見てくれる人がなくても、わたしは一生懸命に、出来る限り美しく咲きたいの。どんな山の中でも、谷間でも、力一パイに咲き続けて、それからわたし枯れたいの」というすみれの言葉は、佐柄木のいう「復活」に通じます。また、それを聞いた老人が「さうだ、わしも、町へ行くのはやめにしよう」と思いなおすのは、佐柄木の話を聞いた尾田が「やはり生きて見ることだ」と強く思うのと同じです。

 現在は薬によって治る病気となったハンセン病は、『いのちの初夜』の時代にはほぼ不治の病でした。そして病気に限らず、いつの時代でも絶望や苦痛は人びとを打ちのめします。子どもたちがいずれ困難にぶつかったとき、絵本『すみれ』が大きな励ましになることを願ってやみません。
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費用・定員・申込方法等
費用
無料
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会場
国立ハンセン病資料館
1階ギャラリー
東村山市青葉町4-1-13
042-396-2909
主催
国立ハンセン病資料館
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北條民雄生誕100年絵本「すみれ」

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