身寄りのない捨て犬の野良犬黒吉が、へまや失敗を繰り返しながら元気いっぱいに生きていく漫画『のらくろ』は、1931年から『少年倶楽部 1月新年特大号』にて連載がはじまり、10年以上にわたる長期連載となって一世を風靡しました。この『のらくろ』をはじめ『蛸の八ちゃん』『凸凹黒兵衛』など次々と人気漫画を描いた作者の田河水泡(本名:高見澤仲太郎 1899-1989)は現在の墨田区立川に生まれ、町田で晩年を過ごしました。長く滑稽を描く仕事に携わってきた水泡は滑稽とは何か、どうして滑稽と感ずるのかなどを調べてみたいと思うようになり、その研究は『滑稽の構造』(講談社、1981年)と題され出版されました。また、日本の滑稽史を探る研究は『滑稽の研究』(講談社、1987年)として世に出ました。水泡は滑稽研究のために、江戸時代から昭和にかけての、滑稽を描いた浮世絵や草双紙、風刺画などを数多くコレクションしていました。こうした作品や資料は研究が一区切りした後、地元・町田市の博物館である当館へと寄贈されました。
本展覧会では田河水泡の歩みやコレクションを紹介しながら、その研究をたどります。
①講演会「田河先生の門下になって」(終了しました)
・日時:2017年12月17日(日)14:00~15:30
・講師:漫画家 山根青鬼氏
・会場:町田市立博物館2階講堂
・定員:60名(予約不要、当日先着順)
・費用:参加費不要、高校生以上要入館料
②講演会「滑稽の研究の現在」(終了しました)
・日時:2018年1月14日(日)14:00~15:30
・講師:東京工芸大学教授 細萱敦氏
・会場:町田市立博物館2階講堂
・定員:60名(予約不要、当日先着順)
・費用:参加費不要、高校生以上要入館料
③落語会「元犬」「芝浜」(終了しました)
・日時:2017年12月3日(日)14:00~16:00
・出演:遊興亭福し満
・会場:町田市立博物館2階講堂
・定員:50名(申込順)
・費用:参加費不要、高校生以上要入館料
・申し込み:2017年11月8日(水)正午より町田市イベントダイヤルにて募集開始(先着順)
【電話での申し込み】電話:042-724-5656(午前7時から午後7時、受付初日は正午から)
【ウェブでの申し込み】町田市イベントダイヤルウエブサイト「イベシス」にて申込み。イベントコードは171108C-Aです。(24時間、受付初日は正午から)。
④ギャラリー・トーク(担当学芸員による展示解説)
・日程:2017年11月25日(土)、12月2日(土)、12月10日(日)、2018年1月6日(土)、1月21日(日)
・時間:14:00~14:30
・会場:町田市立博物館1階展示室
・定員:各回20名(予約不要、当日先着順)
・費用:参加費不要、高校生以上要入館料
⑤博物館で年中行事「UVレジンでクリスマスオーナメントを作ろう」(終了しました)
・日時:2017年12月2日(土)
(1)10:00~11:30
(2)14:00~15:30 ※いずれも内容は同じ
・会場:町田市立博物館2階講堂
・対象:小学生以上(小学生の場合は保護者同伴のこと、保護者は見学のみも可)
・定員:各回16名(申込順)
・費用:1000円(当日支払い)
・持ち物:エプロン、あれば直径1から5ミリのビーズやスパンコール
・申し込み:2017年11月8日(水)正午から町田市イベントダイヤルにて募集開始(先着順)
【電話での申し込み】電話:042-724-5656(午前7時から午後7時、受付初日は正午から)
【ウェブでの申し込み】町田市イベントダイヤルウエブサイト「イベシス」にて申込み。
イベントコードは「午前の部」171108B-A「午後の部」171108B-Bです(24時間、受付初日は正午から)。
※講堂は2階になりますが、館内にエレベーターは設置されておりません。あらかじめご了承ください。
※なるべく公共交通機関をご利用ください。
⑥マルのつく日は缶バッジ・デイ
各展覧会の内容にちなんだ町田市立博物館オリジナル缶バッジを御観覧者先着20名(1人1日1個限定)に差し上げます。5個集めた方にはさらに特大プレミアム缶バッジを進呈します。
・開催日:2017年11月21日(火)、30日(木)、12月10日(日)、20日(水)、2018年1月10日(水)、1月20日(土)
※デザインは日替わりになります
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入館料:高校生以上300円、障がい者150円、中学生以下無料
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町田市立博物館
町田市本町田3562
042-726-1531
町田市立博物館